目指す未来
あっち側・こっち側のない社会
健常者も怪我をしたり、心を痛めたり、将来加齢により障碍を負う事が宿命づけられています。人とは本来健常と障碍の状態をいったり来たりする曖昧な存在であり老後、障碍の状態に進んでゆく事は我が事でもあります。
私たち支援者はプロとしての専門性をもって支援にあたりますが一方では〇〇障碍のAさんではなく、地域に暮らすAさんとしての関わりも大切にしていかなければなりません。
当法人は健常者・障碍者という考え方ではなく障碍を人の連続した状態像としてとらえ「あっち側・こっち側のない社会」の創造を目指していきます。
ミッション
「地域のコモンス(共有空間)」を創造する
お子様からご高齢の方、障碍の有無等関係なく色々な人達を認め、支え合う地域の創造を当法人は目指しています。
カレーは色々なスパイスや具材を入れてゆくことでうま味とコクが増します。
地域も同じ。色々な人が暮らし、その人を理解し受け入れる事でお一人おひとりの多様な生き方が生れます。当法人は「ゴロっとしたジャガイモの入ったカレーはおいしいよね!」のジャガイモを目指します。
コンセプト
箱もの福祉で完結しない地域の社会資源を利用した展開
毎日施設の中で閉鎖的に作業をするのではなく、地域の中に支援環境を設定し働く事が地域との相互理解の為にも大切だと我々は考えています。
従来サービスのニッチから新たな支援の開発
一般的な障碍のある方への支援という概念ではなくお一人おひとりにあったものであれば今までにない事でも取り入れる柔軟性をもった支援を行います。
地域でのインクルージョンの実現
私たちは障碍のある方を対象にしていますが、子どもや高齢者、地域の皆さんが十分な福祉、教育を受けられる地域づくりが、障碍のある方も「生きやすい」社会の創造につながると考えます。
ダイバーシティを意識した就労支援
一般就労だけが「働く事」ではありません。お一人おひとりを大切に多様性のある働き方を支援します。
倫理綱領
前文
障害のある人たちが、人間の尊厳を守られ、豊かな人生を自己実現できるように支援することが私たちの責務です。私達は支援者のプロとして確固たる倫理観をもち専門的役割を自覚し、の使命を果たさなくてはなりません。ここに倫理綱領を定め、私達の規範とします。
1、生命の尊厳
私たちは、障害のある人たち一人ひとりをかけがえのない存在として大切にします。
2、個人の尊厳
私たちは、障害のある人たちの、一人の人間としての個性、主体性、可能性を尊びます。
3、人権の擁護
私たちは、障害のある人たちに対する、いかなる差別、虐待、人権侵害も許さず、人としての権利を擁護します。
4、社会への参加
私たちは、障害のある人たちが、障害・年齢に関わりなく、社会を構成する一員として市民生活が送れるようにします。
5、専門的な支援
私たちは、自らの専門的役割と使命を自覚し、絶えず研鑽を重ね、障害のある人たちの一人ひとりの生活が豊かな生活を実感し、充実した人生が送れるように支援し続けます。

どんまい福祉工房(就労継続B型支 援事業所)

どんまい分室(就労継続B型支援事業所)

Roost(就労移行支援事業所)

どんまい福祉工房について
理事長 渡邉英夫
「地域とつながり生き生きと働き、ありたい自分を目指せる場所を…」
どんまい福祉工房は「箱(施設・作業所等)もの福祉で完結しない地域を支援環境にした実践」「地域でのインクルージョンの実現」と地域に根差し地域とつながる活動を大切にしている法人です。
平成18年12月にNPО法人を立ち上げ障害のある方の就労支援事業を杉並区天沼で開所したのがはじまりです。翌19年4月法内移行し就労移行支援、就労継続支援B型事業を多機能型で開始致しました。
コンセプトの実践として高円寺の「café Roost」のオープン、杉並区の高齢者施設「ゆうゆう天沼、馬橋館」2館の協働事業運営、井荻での「どんまい福祉工房・分室」の開設、その他、地域商店街、学校、病院等、地域をフィールドにした事業を展開し、利用された皆さんがその中で生き生きと働き、生活できる『地域づくり』も推進おります。
昨今、福祉分野を取り巻く状況は大きな変革期を迎えております。総合支援法の改正や権利条約の比准、骨格提言の完全実施等、今後も障害のある方お一人おひとりの権利擁護と意思決定が最大限に尊重され、不利益のない各制度の環境が整備、拡充されてゆくことを切に望みます。
最後に当法人は地域のお子様からご高齢の方、障害の有無に関わらず、当たり前に教育や福祉を享受できるコモンス(共有空間)を目指しております。ご利用いただいた皆さま、ご家族が「ありたい自分を目指せる場所」を創造し、地域に貢献してゆきます。
一つひとつはとても小さな事業所ですが、この点を地域に数多く打ち込み、それが線となり皆さまの生活に多様性、広がりが生まれる様これからもスタッフ一同尽力してまいります。
今後とも関係者皆様方のより一層のご理解を心よりお願い申し上げます。
杉並区立ゆうゆう館・ふらっと馬橋とは
事務局長 安住一成
【ゆうゆう天沼館】
杉並区の高齢者施設です。
60歳以上の方に健康促進、教養の向上、介護予防、生きがい支援の場としてご利用いただく施設です。
区内に全32館あり、平成21年度から当法人が「ゆうゆう天沼館」を受託運営しております。
当法人が企画する協働事業では、「こけ玉教室」「パソコン教室」「卓球」などを行っております。
当法人の主たる事業所であるどんまい福祉工房を利用されている方の職域の拡大、社会参加の場の提供にもつながっております。
当法人では「福祉が福祉を支え合う仕組み作り」を考え、ゆうゆう館の清掃やイベントなどの協働を通し、 杉並区の社会資源を活用した地域の総合的福祉支援の拠点の場(セーフティーネットの構築)にしていきたいと考えております。
【杉並区立コミュニティふらっと馬橋】
杉並区では、施設の老朽化に伴い、施設の長寿命化の推進として施設再編整備計画を策定するにあたり、厚生労働省等が推進する地域共生社会の実現、新たな時代に対応した福祉の提供ビジョンをふまえ「地域コミュニティ施設」として施設の複合化・多機能化を進めて行く方針である。そのモデル館として杉並区で初めて区民集会所とゆうゆう館を複合化した施設「馬橋区民集会所・ゆうゆう馬橋館」を平成29年8月から開館。もともとゆうゆう馬橋館を受託していたどんまい福祉工房が、ゆうゆう天沼館同様、杉並区のゆうゆう館としての機能と、地域区民センターの機能が一体となった、多世代交流を始め地域と共生した施設に新しいコミュニティ施設のモデル館として運営して参りました。2021年1月より新たな地域コミュニティ施設「ふらっと馬橋」として生まれ変わります。


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